浜松湖南高校吹奏楽部ログ

今日湖南高校は、第3回ファミリーコンサート。



体育館で午後６時から行いました。

１曲目は「エルザの大聖堂への行列」。
吹奏楽で演奏される名曲として６０年以上にわたってファンに愛されてきた曲ですが、
このところ取り上げるスクールバンドが少なくなってきました。
しかしこういう曲を演奏する楽しさをぜひ今の生徒たちに知ってもらいたいと思い、昨年から機会あるごとにプログラムに入れています。
もう少しエンディングで盛り上がればなあ、と思いますが、それでも演奏するたびに細やかさが加わってきました。
これからも練習していってさらに豊かな表現を目指していきたいと思います。

２曲目からはポップス。
生徒のチョイスで、
「鬼滅の刃」の主題歌、「紅蓮華」。
ネクサス音楽出版から音源作成の依頼があり、今回演奏させていただきました。
すでに市販されている楽譜よりも、ずっと原曲のLiSAさんの歌唱が忠実に再現されていて、とてもかっこいいです。
ネクサス代表の渡部哲哉さんに聴いていただきましたが、「とてもよかった」と言っていただきました。
３曲目は、「また君に恋してる」。
リハーサルではやや平坦な演奏をしていましたが、本番ではさすがにしっかりと歌いこんでいました。
それでこそのコナンバンドです。
４曲目は、「日本を勇気づける名曲メドレー」。
平成によく歌われた力強い曲ばかりを集めたアレンジです。
後藤先生の指揮で、ギミックも加えて熱い演奏をしました。
そして最後２曲は、コナンバンドの十八番「風になりたい」そして「ソーランファンク」でした。
感染対策にに配慮しながら、でも元気に歌い踊りました。

４０分ほどのショートコンサートでしたが、中間テストが終わって２週間でなんとか新曲３曲を含む６曲を聴いていただけるまで仕上げることができました。
でもまだまだ改善の余地があります。
来月は７日にオープンスクール。
そして１４日に第４回ファミリーコンサート。
１５日に吹奏楽祭。
アンサンブルの練習もこの時期にやっておかないといけません。
多忙ですが、レベルアップするチャンスです。

今日は浜松市内と袋井市内の中学３年生の生徒さんが噂を聞いてご家族と一緒に聴きにきてくれました。とてもうれしいです。
また、オープンスクールなどにも、見学にも来てくれたらと思います。

夜からのコンサートだったにも関わらず、今日は前回よりも多い１３０人を超えるご家族の方にご来場いただきました。
ご両親のみならず、兄弟姉妹、それから祖父母のみなさん。
演奏が終わった時の拍手は、大きくかつ温かいものでした。
あらためて生徒とコナンバンドを支えてくださる存在を感じました。感謝です。


また、受験を控えた３年生も大勢手伝いに来てくれました。
先輩風を吹かせることは決してなく、率先して１・２年生と一緒に片付け。
本当の意味で「先輩」だと思います。
しかも、午後５時集合だったのに、みんな私が学校を開ける１０時に来て、ずっと教室で勉強をしていました。
進学校の湖南高校ですが、ひときわ吹奏楽部の生徒たちはよく熱心に勉強しています。
朝も早くから、夜遅くまで。
部活動を通じて、積極的に、自分を信じてがんばる精神的な強さを身につけた結果ではないかと思います。
しかも受験生にありがちな悲壮感や倦怠感はなし。
目を輝かせて、ひたむきに机に向かっています。
それがまた、後輩たちにいい影響を与えています。