2020年02月25日

学年末テスト 人生はサインコサインタンジェント

今日から湖南高校は、学年末テストです。
4日間。2月28日まで続きます。
吹奏楽部の生徒に何人か会いましたが
声をかけると、困ったように「がんばります…」と言っていました。
こちらが、困ります(笑)

テスト監督をしながら、
自分は高校時代どういう気持ちで受けていたんだろう、と考えていました。
正直、ほとんど思い出せませんでしたが
それでも、いくつかの記憶をたぐることができました。
まず、数学が苦手だったので、数学の試験の前日は徹夜でした。
今思うとかえってぼうっとして効果的だったかどうかはわかりませんが
ともかくも、そういう意識で臨んでいました。
それから、1年生の学年末テストの生物の範囲が、遺伝。
授業を聞いていてもまったくわからず、まさかの100点満点で5点。
追試に回りました。
しかし、生物の遺伝限定だったので、がむしゃらに勉強しているとだんだんはまってきて
追試は満点でした。(成績には反映しませんでしたが…)
各科目とも授業の進み具合がとても速く、数学のような苦手科目はほとんど理解ができずに
テストに臨んでいました。
生物は得意でしたが、遺伝だけはやはり理解に時間がかかりました。
反対に得意だったのが、世界史・日本史・政治経済などの暗記科目。
もともと好きだったところに、テスト用の予想問題をつくるのが楽しく
いつも上位に入っていました。(高校の時は各科目上位30名の名前が貼りだされました。)

得意不得意がはっきりしていた私でしたが
心がけていたのは、すべての科目の勉強をやりきること。
範囲のどこかをディスカウントして臨むことはありませんでした。
それが最終的には実力となって受験にも役に立ちましたし
大学の講義でも、あるいは社会人になってからの一般常識としても
それぞれ力を発揮しました。
一番は、なんと、苦手にしていた数学。
庄田鉄工さんという会社に研修生として3カ月間伺ったとき
普段はずっと木工機械の組み立てに従事していましたが
研修の最後に、CAD-CAMといってコンピューターで機械に木材の切り方を指示するシステムを学習しました。
その原理を学ぶときに役に立ったのが、三角関数。
サインコサインタンジェントのあれです。
そのコマンドは三角関数で求めた座標を木工機械に指示する、というもので
苦労しながら学んだ三角関数が、研修中にしっかりよみがえってきて
スムーズに理解することができました。

生徒たちはとりあえず成績を上げよう、とりあえず受験に役に立つだろう、と思って
勉強をしていると思いますが
何が役に立つかは社会に出てみなければわかりません。
今のうちに高校で学ぶことを手を抜かずに身につけてほしいと思います。





naiyaseifu at 17:35コメント(0) |  

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