2020年02月16日

個人重奏コンテスト 顧問の執念

今日湖南高校は、合唱と個人・パート練習でした。
私は掛川市文化会館シオーネに向かい
個人重奏コンテストの役員を務めました。

湖南で出場したのでは
個人の部にオーボエの2年生とアルトサックスの2年生。
重奏は、ユーフォニアム・チューバ2重奏に2年生二人。
コントラバス3重奏に、2年生一人と1年生二人が出場しました。

結果は、個人の部の2人が金賞
ユーフォニアム・チューバは銅賞
コントラバスは銀賞でした。

個人の部の2人については、私は重奏のほうの役員を務めていましたので
残念ながら聴けませんでした。
どちらもその楽器の最初の出演順。
ご存じのとおり、出演順1番は不利とされています。
審査の基準となって抑えめになることが多いからです。
ただ、本人たちはそれぞれ演奏について反省していましたので
まだまだやれたのではないかと思います。
大切なのは、前に進むことです。

重奏のユーフォニアムチューバは、出てきたときに
とにかく緊張していて
今週ずっとつきあって指導した二人のコミュニケーションがどこかにとんでしまっていました。
ミスもありましたが、それ以上にそこが聴いていて残念でした。
もう少し私のほうで指導を徹底しておけば、と思いました。
しかし、ユーフォニアムチューバ2重奏という
あまり聴き映えのしない編成でしたがよく演奏していたと思います。
少なくとも挑戦したことで二人の演奏と音楽性のスキルは大きく向上しました。
それが最大の成果ですね。

コントラバスは、彼女たちのほぼベストだったのではないかと思います。
まずはこの編成の楽譜がほとんどなく
また他の管楽器に比べると、やはり聴き映えがしないのはやむをえないのですが
会場にいた指導者の先生方から
3人がそろってあそこまで弾けるのは素晴らしい、と、高い評価をいただきました。
あとは、選曲。
こうした他楽器とのコンテストで十分勝負できるような曲を捜していきたいと思います。

これで6月の中日吹奏楽コンクール県大会から始まった
今年度のコンクール・コンテストはすべて終了しました。
中日吹県大会優勝・東海大会銀賞・中日吹本大会金賞
東海アンコン銀賞と
今年度は本当にいい結果を収めることができました。
来年度はそのレベルを落とすことなく、さらに好結果を求めて
バンドを進化させていきたいと思います。

今日は役員をしていていくつか気がつくことがありました。
まずは、この個人重奏コンテストは予選なしのいきなり県大会なので
各校から2個人2チームが出てきます。
本校もそうですが、アンサンブルコンテストに出場しなかったチームが
出場しています。
もちろん上手なグループもたくさんありましたが
多くのチームはあまり指導を受けていない印象を受けました。
個人としてはかなりセンスを感じる生徒さんがたくさんいて
この生徒たちをもっと面倒をみてあげたらいいのに、と思うことがしきりでした。

逆に感心したのが、東海大静岡翔洋高校の顧問の先生。
クラリネット6重奏の演奏の途中で、客席でスマートフォンが鳴り
生徒さんが演奏を中断してしまいました。
すると、本部に来て、再演奏を直訴。
最後の出演グループのあとに、再度演奏しました。
みていると、生徒さんが、1回目の演奏のときよりも椅子を大きく後ろに下げて
セッティングしています。
ただ、再演奏するのみならず、1回目の演奏位置を反省して
セッティングを変えるように指示をするところがすごい!
残念ながら次点で本大会出場はなりませんでしたが
アクシデントを逆手にとって、さらにいい演奏を目指すところが
指導者としての執念を感じました。
私はプロの指導者ではありませんが
正々堂々と、しかし粘り強くあきらめない指導をしたいと思います。


naiyaseifu at 20:52コメント(0) |  

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