2021年05月

2021年05月31日

オーディションの意義を考える

今日湖南高校は、湖翔祭の練習で、3年生は中日吹の個人練習でした。
中日吹が2週間後に迫っていますが、今週の土曜日が湖翔祭の本番。
どちらもいい加減にはできません。

私はたまりにたまった仕事をこなしたあと、1・2年生の生徒の練習場所の教室を回りました。
まだ新メンバーになってから間もなく、ぎこちなさもあったのですが、以前よりは元気に行っていました。
ただ、進め方のノウハウがまだ十分ではないので、これからいろいろと伝えていきたいと思いますし、トレーナーの先生にも、お願いしたいと考えています。

中日吹のオーディションに落ちたメンバーが再オーディションを希望してきました。
リアクションはさまざまです。
1年生は、特に気負うこともなく、アドバイスを求めに来ました。
2年生は、さらにさまざま。
号泣して、自分の気持ちを伝えに来た生徒。
練習のやり方が甘かったことがわかった、と言ってきた生徒。
合格するパートの人数をものすごく気にする生徒。
どの生徒も言っていたのは、オーディションに落ちたことで、自分についていろいろと気づかされた、ということです。
そう、オーディションに落ちてしか学べないことがあります。
自分を知る。
しっかりと私のメッセージを受け取ってくれています。

あと、名門中学校出身の生徒が入っていて、その生徒が言っていたのは、
中学校のころは先生が厳しく、生徒同士もお互いに注意し合う雰囲気があったが、
コナンバンドはゆるく、自分もどことなくゆるんでしまった、ということ。

名門中学校出身の生徒は、よくその話をします。
それを求める気持ちはよくわかりますし、私もそうしたいと思うことがしばしばあります。
このブログでも申し上げましたが、厳しくしようとすれば、いくらでもできます。
(私は浜北西高校時代、西部一厳しい先生、と言われることがよくありました)
しかし、あくまでも自律、セルフコントロールをして、自ら考える生徒になってほしいのです。
最初戸惑うことが多いでしょうが、そのうちに自分の志というものが大切であることがわかってきます。
そこから本当のコナンバンドの活動が始まります。
自らの責任において考え行動することで、大きく生徒たちは成長していきます。
定期演奏会の第2部ミュージカルステージや第3部ポップスステージはほぼ生徒のプロデュース。
プレッシャーにさらされますが、それだけに得るものはとても大きいです。
それがこれからの人生に大きな糧になっていきます。
まずは受験への取り組みがとても積極的かつ粘り強くなります、




naiyaseifu at 22:37コメント(0) |  

2021年05月30日

生方先生レッスン 今日が再スタート

今日湖南高校は、雄踏文化センターに移動して、トレーナーの生方先生のレッスン。
中日吹奏楽コンクールの練習でした。

久しぶりに、コンクールのリハーサル。
セッティングがなかなか大変でした。
3年生が定期演奏会で引退して、昨日が初めての新メンバーによる移動練習。
そして今日が初めてのコンクール練習。
ハーモニーディレクターのセッティングから、3年生の元係にお願いです。

生方先生を浜松駅まで迎えに行き、ホールまでご案内して、楽屋で昼食。
終わっていよいよ練習、と、ステージに行ってみると、指揮台と指揮譜面台がありません。
スピーカーが指揮者の位置のところにましましています。
しかも、ハーモニーディレクターがステージと客席で2台必要なのですが、
客席には私の指示で置いたものの、ステージのほうはありませんでした。

生方先生のレッスンは長丁場なので、途中でお茶菓子を出します。
私が浜松銘菓のうなぎパイと大砂丘を置いておいたのですが、
新しい接待係の生徒が出すのを忘れてしまいました。
レッスンの最後にお持ち帰りいただきました。

昨年コンクールがなくなったために、まずはこうしたことが引き継ぎできていません。
演奏もそう。
コンクールの練習に必須の音程合わせ、ハーモニー合わせができていないと指摘を受けました。
さらに、表現や生方先生の質問に対する受けごたえなども、今一つでした。
もちろん今までの私の合奏でも繰り返し伝えてきましたが、コンクールのような切迫感がなく、結果として定着してきていませんでした。

このブログでもお話してきたように、コンクールがなくなったことで準備にしても演奏にしても積み重ねてきたことがいったんリセットされてしまったように感じています。

それは私もそう。
コンクールのときのような、自分を追い込んでいくところはこの1年ありませんでした。
いろいろしてこなかったことが悔やまれます。
今日、あらためて猛省しました。

でも今日がスタート。
指揮台と指揮譜面台・ハーモニーディレクターは、次の休憩中に何も言わなくてもきちんと用意されていました。
しかも生方先生は左手で指揮をされるので、ハーモニーディレクターは右側に。
練習も、戸惑いつつもその場でできることはきちんとやろうと最大限の努力をしていました。
途中でセッティングを大がかりに変えたときも、全員がテキパキと動いていました。
さすが、コナンバンドです。
とても感心してみていました。
中日吹奏楽コンクールに向けて、このすばらしい生徒たちとともに、もう一度練習のしかたを再構築して、いい成果が挙げられるようにしていきたいと思います。
がんばります!







naiyaseifu at 21:47コメント(0) |  

2021年05月29日

科学館1・2年生練習 オーディションは人生の糧に

今日湖南高校は、3年生の模擬試験が学校で行われたため、
浜松駅近くの科学館ホールで1・2年生のみの練習をしました。
来週に迫った湖翔祭の合奏です。
湖翔祭は、3年生が一人も出ないのが伝統になっています。
私が来た年の湖翔祭で、引退したはずの3年生が嵐のメドレーだけ出せと言って2年生の部長に迫り、
部長が困って泣かされたことがあり、
それやこれやで出ないことになってしまいました。
中日吹が翌週にあり、それは3年生が出るので中途半端になってしまうのですが、
それでも、新体制になった1・2年生が自立する機会でもあります。
今日はそれを確認する日となりました。

結論からいうと、学校の搬出からホールへの搬入、セッティング
基礎合奏の進め方、そして演奏。
とてもきびきびとして活気があり、よかったと思います。
心配された演奏も、いい響きのするホールで初めてということをさしひいても
とてもいいサウンド・表現でした。
あと、MCの二人も、昨年までと違いしっかりと練習してから臨んでいて、特に何か助言をする必要もないほどでした。

ただ、残念だったのが、ウォーミングアップ。
やや集中力に欠けた状態で、ぼんやりと行っていましたが、ウォーミングアップは本来どの練習よりも真剣に取り組むものです。
また集中力といえば、最後に30分ほどかけてランスルーを行いましたが、1曲ずつの合奏とは違ってかなり演奏が雑になってしまいました。
そう、集中力をつけるのがこれからの課題です。

練習が終わり、トラックに楽器を積み込み、ホールの片付けをしたところで、終わりの会。
つらい任務が待っていました。
オーディション結果の発表です。
明日の生方先生のレッスンを受けるためのメンバーを発表しました。
3年生はさすがに全員入りましたが、
2年生は残念ながら数名が選から漏れ、1年生が入る、という事態になりました。
オーディションはまず公平さが大切。
メンバーを忖度すると、オーディション自体の信頼性が損なわれます。
落ちると、ショックを受けるだろうな、と思いつつ、心を鬼にして決めました。

3年生の後半には、受験という大きな試練が待っています。
また、社会に出れば、高校時代とは比較にならないほどショッキングなできごとが起こります。
(私もここまでの人生と30年以上の教員生活でそれを思い知りました。)
オーディションを経験することで、自分の弱点と向き合い、新たな自分をつくりだすことができます。
その経験が、人生に降りかかるさまざまな困難を乗り越えていく力になっていきます。







naiyaseifu at 19:35コメント(3) |  

2021年05月28日

オーディション3日目 明らかによくなった生徒が

今日湖南高校は、オーディション3日目。
希望者全員のオーディションが終了しました。

全体の印象としては、ここでお話ししているとおり、
県大会で優勝した2年前には届いていないと感じています。
特にさらいがうまくいっていないように思います。
原因の一つ目は、基礎力が足りない、ということ。
管楽器でいえば、息が足りないので、十分な演奏ができていない、ということです。
もう一つは、さらいかたがわからない、いうこと。
コンクールに向けて練習していると、どうしてもその練習のしかたをあれこれと考えます。
そこで、工夫をしたり、私やトレーナーの先生、あるいネットやSNS、Youtubeなどから情報を得て練習に取り入れたりします。
結果的に練習方法の引き出しが多くなり、それがコンクール後の練習に反映されて伝統になっていきます。
しかし、昨年のコロナ禍でコンクールが中止となり、そうした研鑽の機会が失われてしまいました。
それが、今回のオーディションの状況になっていると思います。

それでも、明らかに演奏がよくなった生徒がいました。
理由を訊いてみると、定期演奏会のときに私に厳しく注意されて、それを参考にいろいろと工夫して、やり方がわかったということでした。
1年生が入ってきて、プレッシャーのある中、コンクールメンバーに入るためにがんばった結果です。こうして、生徒は成長していきます。
オーディションの大切な成果のひとつです。

naiyaseifu at 21:43コメント(0) |  

オーディション2日目 コロナ禍の影響は

昨日は更新途中で寝てしまいました… 寝る前そのままの文章になっています。

今日湖南高校は、オーディション2日目。
4パートについて、行いました。
2日目ということで、初日ほどの緊張感がなかったのか、今日は平均すればまあまあのレベルだったと思います。

ただ、やはり基礎力の不足は否めません。
湖南高校では、パートレッスンをパートリーダーがトレーナーの先生にお願いすることになっていますが、
今思うと、このパートレッスンの数がかなり減りました。
コンクール等あれば、生徒も強く必要を感じてお願いするところなのですが…
こういうところにもコロナ禍の影響が練習に影を落としています。
感染拡大地域などにお住いのため来られなかったトレーナーの方もおられました。
私もつい生徒たちに促す努力を怠りました。

遅いとはいえ、気がついたことはとてもよかったと思います。
まだまだやり直せます。
オーディションを行いつつ、新しい練習の進め方を模索していきたいと思います。
昨日も今日も、オーディションを受けた生徒たちが列をなして、私と、一緒に聞いていただいた後藤先生のところに講評を聞きにきました。
それがさっそく明日から練習に生きるはずです。





naiyaseifu at 05:02コメント(0) |  
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