2019年06月

2019年06月30日

休日 スコアリーディングに励む

今日湖南高校はお休みです。
私も昨日に引き続き、自宅にいて
本を読んだり、コンクールのスコアを読んだりして過ごしました。

どうしても読みたかったのが、
発売されたばかりの池井戸潤さんの「ノーサイド・ゲーム」。
ラグビー小説です。
いつもの池井戸さんの作品と同じく
会社の経営がメイン。悪役が出てきて
困難を極めながら、積極的な努力で悪を倒して
成功を収めます。
水戸黄門とほぼ一緒です。
発売と同時にドラマ化がされたり、
帯にそのドラマの主人公を務める大泉洋さんの写真があったり
とにかく商業ベースにのっかっているところも
ちょっとなあ、とは思いますが
読む人を励まし、努力と誠実さ、仲間を思う気持ち
推理小説のように悪役を追い詰めていく爽快さは格別です。

今回は素人ながらチームのGMになった主人公と
権力者から大学ラグビーの指導者としての立場を追われたヘッドコーチ。
いずれも熱い情熱と緻密な計画によって
栄光を手にするよう進んでいく姿には
吹奏楽部顧問として、吹奏楽連盟理事長として、
とてもいい刺激を受けました。。

スコアを読んでいます。
なんら正規の音楽教育を受けていないので
和声学や対位法など重要な音楽理論がわかっていません。
ひたすら調べるしかありません。
それを今週末からの練習にいかしていきたいと思います。


naiyaseifu at 14:45コメント(0) | 日記  

2019年06月29日

家で自分を取り戻す

今日湖南高校はお休みです。
私はゆっくり起きようと思っていましたが
いつもと同じ、5時30分に起きてしまいました(笑)
あとは本を読んだり、テレビをみたり。
何もせずに過ごしました。
昔「脳は疲れない」という本を昔読みましたが
「脳は疲れる」という、ジャンプ競技のオリンピックメダリスト
葛西紀明さんの言葉のほうがしっくりきます。
今日はまず脳を休めることに専念しました。

「静岡のパノラマ列車大井川鉄道乗らずに沿線歩き旅」という番組を
テレビでやっていました。
私が新規採用教員として赴任した川根高校の周辺が映っており
30年前に生活していた道や駅が次々に出てきて
しかもほとんど変わっていない(笑)
なつかしさでいっぱいになりました。

毎日朝早くから夜遅く
平日も土日もなく学校にいて仕事をしていると
学校ですから毎日いろいろなことが起こって
ときに忘れられないできごとがあるのですが
普段は一日がつるんと通り過ぎていってしまいます。
それでもこうして家にいるだけでも
普段失われていた感覚が戻ってきます。

本も、先週から読み始めた
瀬尾まい子さんの「そして、バトンは渡された」を一気に読み終わりました。
主人公の優子にとって血がつながっているのは、最初の父親だけ。
あとはリレーでもするように、親が変わっていきます。
その中で葛藤を抱えながら大人になっていくのですが
実はどの親も、優子のために、あるいは優子の成長をいきがいに
ともに生きてくれていたことを知ります。

私にはこどもがいませんので、本当の意味では理解できないのですが
それでも、生徒はそうした保護者のかたの思いにくるまれながら育ってゆくことを
しっかりと心に留めていきたいと思います。

あとは「羊と鋼の森」が大ベストセラーになった
宮下奈都さんの「静かな雨」を読みました。
その中で、「今がいつまでもつづいたら」という言葉が出てきます。
さきほども言いましたように
毎日がつるんと流れていく中で
生徒たちとこういう瞬間をたくさんつくれたら、と思います。






naiyaseifu at 16:10コメント(0) | 日記  

2019年06月28日

勉強に前向きに取り組む心 本を読み込む音楽を聴き込む

今日湖南高校は、お休みです。
台風が通過して、午前中の授業が危ぶまれましたが
幸い勢力が弱く、無事に朝生徒が登校することができました。
テストの前日だったので、貴重な授業でした。

3年生の吹奏楽部の生徒が2人来て
音楽室で午後7時まで勉強していっていいですか、と言ってきました。
吹奏楽連盟の仕事が残っていたので、いいよ、と伝えました。
嬉々として、音楽室に向かっていきました。

私が湖南高校に来たときは、
あまり生徒の方に勉強する、という雰囲気がありませんでした。
そこで勉強会を行うようにしたところ
もともと進学校の生徒たちですので
勉強に対する意識が徐々に高まって
今では勉強に前向きに取り組むことが、部におけるスタンダートになっています。
練習もそうですが、勉強にも前向きになっています。
こうなると、勉強も苦ではありません。

がんばっている自分がうれしいのだと思います。
この気持ちが大切です。

生徒が帰るのを待っている間に
担当している読書数調査の準備をしました。
1・2年生全員が対象です。
朝読書もしていますが、全体の読書量は驚くほど少ないです。

先日行われた図書館研究会の会議でも
県内有数の進学校の先生が
本校の生徒は本を読まない、とおっしゃっていました。
勉強が忙しくて、読むひまがないのではないか、ということでしたが
もちろんスマホの利用などもあって
一概には言えないものの、
勉強が忙しくて本が読めない、というのは一つの事実だと思います。
しかし、これは本末転倒。
私が3年生に言っているのは、
「本を読まない人は大学に行ってはいけないよ」ということです。
いくらネットの情報があふれていても
多くの人の校閲を経て世に出ている本には
さまざまな主張はあるにせよ、高い信頼性があります。
まして名作と呼ばれるものは
時代の評価に耐えて人々の心をうち、今日まで残っています。

そういえば、10代・20代のころは、繰り返し繰り返し
本やレコード(CD)などを読んだり聴いたりしていたなあ、と思います。
芥川龍之介や村上春樹など、
ブラームスやチャイコフスキーのお気に入りの演奏は
細部までくっきりと思い出せるほど、読み込み、聴き込んでいました。
そういうことの積み重ねが、今の私を成り立たせています。






naiyaseifu at 21:49コメント(0) | 日記  

2019年06月27日

テスト前に台風 休養をとる

今日湖南高校は、勉強会の予定でしたが
台風が近づき、雨もひどくなるから、と管理職から指示があって
お休みにしました。
家で勉強していてくれれば、と、思います。
普段一所懸命練習に取り組んでいて、全体練習が終わっても
自主練習をひたむきに行う姿はとても感動的なのですが
湖南高校は進学校。
勉強の手を抜くことはできません。
そのために行っているのが、勉強会です。

私は、空いた放課後にテスト問題を仕上げていたのですが
窓から入るか風の湿り気がひどく
印刷したそばから紙が湿っていきます。
それに加えて、疲れから集中力を欠き
ミスばかりしていましたので、あきらめて区切りをつけて帰りました。

帰りに、少しだけカフェに寄って読書をしました。
「バトンは渡された」 本屋大賞の小説です。
血のつながらない家族、という難しいテーマを
深刻にならず、さわやかに描いています。
久しぶりにしっかりと小説を読みました。
(といっても30分ほどですが)
少し自分を取り戻した気がします。

先日もお話しした、フリーペーパーの「のおと」。
浜松発の吹奏楽情報誌です。
7月号に、湖北高校とともに載せていただきました。
生徒の私についてのコメントが出ていますが
その中で、「疲れている」とか「健康が心配」などというのがありました。
こんなこと書かれる顧問はあまりいないでしょうが(笑)
生徒が私の健康を心配しているのがわかります。
今日のように気分転換や休養をとりながら
夏のシーズンを乗り切りたいと思います。





naiyaseifu at 21:25コメント(0) | 日記  

2019年06月26日

勉強会は一体感を養う 本来の自分をさらけ出して磨く

今日湖南高校は、勉強会。
15:40~18:30まで視聴覚室と音楽室に分かれて
勉強しました。
職員会議があって様子を見に行けませんでしたが
反省を聞くと、最初うるさくなってしまった、という意見がありました。
普段わいわいやっているので、それがつい出てしまったのかもしれません。
また、しっかり集中してできた、という意見もありました。
そう、勉強会の目的のひとつは、集中力を養うということです。

そもそも勉強会は、3年前のこと、テスト前に部活動がなくなると
出かけてしまう生徒が多くいたところから始まっています。
最近はどの生徒も勉強時間をしっかり取れるようになっていますので
改善してきているとと思います。
目的のもうひとつは、一体感です。
勉強が楽しい生徒はそうはいないと思いますが
みんなでがんばれば、しっかり取り組めるはずです。
その、勉強は自分ひとりのためではなく、みんなのためでもある、ということを
理解してほしいのです。

終わりの会のあと、さらに8時まで残って勉強していいですか、という生徒がいたので
OKしました。
早く帰りたいのはやまやまですが、生徒の積極的な気持ちをなるべく生かすのが
私のモットーです。
勉強も、例外ではありません。

勉強といえば、3年生が、引退した生徒も続けている生徒も
朝、音楽室の前の廊下に机を並べて勉強しています。
朝練に来ている生徒もいて、その音が響いてくるのですが
聞いてみると、ここが一番落ち着く、ということでした。
部活動が大切な心のよりどころなのだなあ、と、こういうところからも感じます。
勉強も部活動もセットになっているのが、勉強会の成果だと思います。

「のおと」という浜松のフリーペーパーがあります。
以前浜北西高校の定期演奏会プログラムでお世話になっていた
奥山さんというかたが発行している、吹奏楽のタウン誌です。
5月にアンケート取材をいただいて、写真とともにお渡ししましたが
原案ができた、ということで、添付ファイルで送っていただきました。
奥山さんいわく、大編成なのでおもしろい意見がいっぱい出ていて
ほとんど全部乗せた
いい子、優等生的な意見があまりなくて
みんな素のままの自分でアンケートに答えていたようだった、とのこと。

もちろん、優等生であってほしいという気持ちもありますが(笑)
形だけ、口だけよりも、いつも表裏なく本来の自分で生きているほうが
長い人生では逆にいい人生を送れるのではないかと思っています。
覆い隠すのではなく、その本来の根っこの自分をさらけ出して
それを磨くことが、大切だと思います。
そういう意味では、このアンケートのように確実に本来の自分で勝負しよう、という姿勢がみえて
うれしく思います。


naiyaseifu at 19:48コメント(0) | 日記  
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