2017年04月
2017年04月30日
クラシックステージ合奏 ３年生の思い
今日湖南高校は、一日練習。
遅れているクラシックステージの
特に遅れている私の指揮する４曲を一気に練習しました。
細かいところまでしっかりとやりたかったのですが
しかたがありません。
特に、「蝶々夫人」は
メトロノームで練習できるところは少なく
１拍ごとに揺れ動く音楽のニュアンスが魅力の曲です。
みんなの気持ちがひとつにならなければ
空中分解してしまいます。
練習を重ねないと、難しいです。
その点「サロメ」やマーチ２曲は
とりあえずはインテンポで曲が流れるので
それほど形にするのは大変なことではありません。
しかし、お客様が湖南の魅力を感じるのは
「蝶々夫人」のほうがまさっていると思います。
なんとか、本番までにはまとめます。
練習が終わってから、３年生が続々と私のところに来ました。
４日前ほどに渡した、引退アンケートの締め切りです。
見ると、「未定」が何人かいます。
しっかり決めるように話しました。
私が来たときは、定期演奏会が終わって
なんとなく３年生がいなくなる感じでした。
しかり、これでは自分も、部員に対しても
けじめがつきません。
そこで一昨年から引退式をやって
勉強に向かわせるようにしました。
笑いあり、涙ありの、感動的な式となります。
今年は、迷っている生徒が多いです。
紙を出しにきながら、みんな泣いています。
引退する生徒は、残りたいのに残れない。
残る生徒は、勉強への不安。
なかなか、決められません。
しかし、部活動を続けるか引退するかで
泣けるほど悩む、というのが、とても貴重です。
なぜなら、それほど部活動に対しても
進路に対しても、真剣に考えている証拠だからです。
また、部活動が、できれば続けていきたいほど
充実していることの証でもあります。
生徒の中で、部活動がそれほどの存在になっていることは
うれしく思います。
あとは、より残りたい、という思いになれるように
さらにバンドのレベルアップをしていくことと
勉強や進路に十分なケアができるようにしていきたいと思います。
ブログ訪問者２０万人達成！
本ブログ訪問者２０万人を達成しました！
ありがとうございます！
昨日は１１時半に就寝しましたが
そのあと、１２時近くの達成だったようです。
浜北西高校時代の２０１１年の秋、原信夫先生の
開成中学校・水窪中学校とのジャズクリニックが最初の記事でした。
あれからもう５年半。
吹奏楽部の顧問を務めていて
思ったこと・考えたことをそのまま記事にしてきました。
ときに失礼なこともあったと思いますが
それでも毎日１００人を超える方に見ていただいて
本当にうれしいです！
浜北西高校には今年、私の高校時代の後輩である
芥川広先生が顧問に就任しました。
前任の齊藤先生は、新規採用で
１年間私とともに顧問をしたあと
そのあと、みごとに引き継いで
県大会連続出場
アンサンブルコンテスト東海大会出場
などの成果を上げてくれました。
なによりも、北西らしさをしっかり生徒たちに残してくれました。
芥川先生は、温厚で聡明な方なので
自主性にあふれた浜北西高校の生徒たちを
うまく導いてくれると思います。
湖南高校に着任して４年目。
こちらも、自主性にあふれる、自律ある
笑顔の絶えないバンドになりました。
まだまだ、超えなければならない課題はたくさんありますが
でも確実に日々成長しています。
私はもう５０代の半ばを迎え
顧問歴も３０年をゆうに超えましたが
毎日これでいいのか、と自問の繰り返しです。
もっと厳しくしたほうが、バンドは伸びるのではないか
あるいは、私が湖南高校に赴任したときのように
がつがつ練習しなくても、楽しければいいのではないか、と
いうように。
でも、５年半のブログを振り返ってみると
私自身試行錯誤や葛藤
失敗や行き過ぎ、指導不足はあったものの
おおむね指導の方向は間違っていなかったのではないか、と思います。
少なくとも私のできる指導法はこれではないか、と確信めいたものを
得ることができました。
あとはさらに、
毎日同じように悩みつつ
指導のスキルを磨くことが大切だと考えています。
2017年04月29日
吹奏楽部１年保護者会
今日湖南高校は、雄踏練習。
イベントホールで、ポップスステージとミュージカルステージの
リハーサルを行いました。
私は朝７時すぎに学校を開けて
８時過ぎに学校を出てグランシップに向かいました。
１０時からの、静岡県高等学校吹奏楽連盟の理事会に出席するためです。
会議に出てみると、今期から大幅にメンバーが若返っています。
この理事会に出て１３年目になります。
気がつくと、中心メンバーのひとりになっていました。
月日の過ぎ去るのは早いものです。
あと２年の任期です。
少しでも、静岡県の吹奏楽が盛んになるよう努めていきたいと思います。
午後１時半ごろ雄踏に到着し、
しばらく確認をしたあとで
午後２時から、１年生オリエンテーション。
保護者のかたにもおいでいただいて、
生徒と一緒に説明を聞いていただきました。
ひととおり説明をさせていただいたあと、質疑やご意見をお願いしましたが
特に出ることはありませんでした。
また、初対面の会議ながら、例年よりも和やかな雰囲気がありました。
少しほっとしました。
生徒が部活動に参加して、楽しｋ取り組んでいるのが
保護者の方の部活動に対する印象になっているのかな、と思いました。
そうだとすれば、とてもうれしいことです。
午後３時からは、ミュージカルステージの通し練習。
途中から１年生の保護者の方が練習場所においでになって
リハーサルをみていただきました。
少しでも、部活動の雰囲気がわかっていただければ、いいなと思います。
さて、今日は演劇指導に東京から安藤先生をお招きして
１時間半キャストの指導をしていただいたあと
そのランスルーをみていただきました。
終わった後、バンドにはＯＫが出ましたが
キャストのほうは、ダメ出し。
別室で１時間半ほどまたレッスンをしていただきました。
今のままでも、まあまあのできだとは思うのですが
お客様により多くの感動を届けるために、厳しいレッスンをしていただきました。
その同時展開でおこなったミュージカルステージのバンドのみの合奏では
今まで気になって直せなかった
メロディ・伴奏それぞれの陥りやすい部分について、修正をしました。
もちろん、昨年のレベルにはほぼ達していますが
今年は、もっといい演奏をしなければなりません。
細かく丁寧に練習をしました。
あと一週間。
生徒が大きく成長できる、とても貴重な時間になります。
私も手を抜かず、できることをしっかりやっていきたいと思います。
2017年04月28日
５４回目の誕生日
今日湖南高校はミュージカルステージの合奏。
先週の土曜日のランスルーからの変更点を確認した後
バンドとキャストの合わせるところを練習しました。
キャストのほうは、演技がまだ少し改善の余地はありますが
歌のほうは本当によくなりました。
バンドは、ここまで来ると、やはりリズムや音程。フレージングのずれが
気になります。
キャストがいいショーを作り上げつつあるので
バンドが足を引っ張らないように、そして引き立て役として力を発揮できるように
しっかり練習していきたいと思います。
合奏が終わったあと、いったん職員室に戻って、
ひとつ連絡をとってから
練習場所に戻ると、サプライズが。
全員で、ハッピーバースデーを歌ってくれた後
３年生が次々にプレゼントを渡してくれました。
特に、バースデーケーキ型の帽子にはびっくりしました。
かぶってみると、こんな感じです（笑）
少しぶかぶかでした（笑）
でもとても凝っていて、うれしかったです。
実は１年生の副担任をしているホームルームでも
授業の前に、盛大に祝ってくれました。
５４歳になりましたが
こうして高校生たちに祝ってもらえる私は
とても幸せ者だと思います。
さらに一所懸命がんばらなければ、と思いました。
2017年04月27日
「貴重な個人・パート練習」という言葉に
今日湖南高校は、個人パート練習とパートレッスンでした。
サックスとクラリネット・オーボエの先生にご指導いただきました。
今日も終わりの会のときにたくさんの反省が出ました。
その中で、「貴重な個人・パート練習」という言葉が多く聞かれました。
定期演奏会前の最後の個人・パート練習だったのですが
時間を大切にして、自分ができていないところを
少しでもなんとかしたい、という気持ちが伝わってきて
感心しました。
私が湖南高校にきて、特に頭を悩ませたのが
個人パート練習です。
合奏と違って、どこか自由に使える、責任のかからない時間ということで
休憩時間のようになっていました。
それが、貴重な、という意識で一分一秒を惜しんで
自分の課題に取り組むようになったのが
素晴らしいと思います。
定期演奏会へ向けて、バンドのレベルがまた一段上がった印象を受けました。
あと一週間、とても楽しみです。
