2016年06月

2016年06月30日

副顧問も明るさが命!

今日湖南高校は期末テスト初日。
終了後1時間個人練習をしました。
すべてのテストが終わるまで勉強をし
場合によっては先に昼食をとって
それから練習です。
野球応援が近いので、ある程度音出しをしておかないと
球場に行って大変なことになります。

勉強に専念したらどうか、という意見もあります。
それはそれでもっともなのですが
一週間全く音を出さない状況で
テスト明けに練習に臨むと
コンディションが整うまでに、それこそ1週間かかります。
あらかじめわかっていることなので
そういうことを織り込んで勉強をしてくれればいいと思います。

1時間練習を終えて
帰宅する生徒たちを昇降口から見守っていました。
湖南高校は昇降口の上に管理棟と教室棟の2階をつなぐ渡り廊下があり
そこから昇降口が見下ろせます。
「テストできたか~」と声をかけながら見送っていると
ちょうど副顧問の村柗先生も通りかかったので
一緒に声をかけました。
1年生の生徒たちは、このところ数学を村柗先生にみてもらっていたので
口々にテストの成果を報告していました。
村柗先生もだんだん生徒とのコミュニケーションが密になってきて
いろいろな話をしてくれるようになりました。
これは生徒にとっては幸せなことです。
今の生徒たちはとにかくコミュニケーションが必要です。
ふんぞり返っていては、生徒の指導はできません。

浜北西高校のときは
副顧問の先生はあまり生徒や保護者とのコミュニケーションをとらない方で
生徒もほとんど顧問であることも知らないことがあったのですが
そのかわり、音楽の非常勤講師の仲道有美先生が
年も若く、サキソフォン専門ということで
本当によくたくさんの生徒と毎日話をしてくれていました。
東海大会3年連続出場の裏に
仲道先生のそういった生徒のケアがあったことは確かです。
ほとんどが女子の部活で、そういったケアは本当に助かりました。

その仲道先生が今日来校くださって
サキソフォンの生徒の指導をしてくださいました。
南陽中学校出身の1年生で、
オーディションがうまくいかなくて演奏がバラバラになってしまい
相談のため連絡をとったところ、学校のほうにわざわざ来てくれることになったようです。
私もレッスンに顔を出して、生徒の様子を見ながら
いろいろな話をさせていただきました。

顧問は、特に副顧問はやはり明るさが大切です。
村柗先生も、仲道先生も、とにかく明るい人。
顧問・副顧問が部活の雰囲気を暗くしてしまうと
生徒の元気もなくなってしまいます。
淀川工科高校の丸谷先生
活水女子の藤重先生。
元鹿児島情報の屋比久先生。
武生商業の植田先生。
おっと、大切な人を忘れていました。
海の星の土屋先生。
みんな、明るいですね。

私自身は明日のテストの作成と印刷をし
若い先生方と少し話をしてから
午後6時に学校を出ました。
まだ明るいです。
こんなに明るいうちから帰るのが
なんとなくやり残したことが多い気がして落ち着きません。
結局普段よれない
家の近所の文房具店に行って
ノート類を買い込んできました。
私のささやかな趣味です。

明日は一日吹奏楽連盟の理事会・顧問会。
最後にコンクールの抽選もあります。
コンクールまでちょうど1ヶ月。

浜北西高校の最初のころは
経験者に、できれば上手な生徒にたくさん入部してもらい
課題曲・自由曲を早くから練習して
それでコンクールでいい成績を収めようと考えていました。
しかし、だんだん経験を積むに従って
コンクールの結果は一年の取り組みの成果だ、ということに気がつき
それに向けてトレーニングの方法やメンタル面のケアなどを考えるようになりました。
すると、すぐその翌年に県で金賞。
その翌年、生方先生に来ていただいて3ヶ月で東海大会に出場。
それから3年連続で東海大会に出場するようになりました。

今年は、私自身湖南高校へきて3回目のコンクール。
最初の年は、ほとんど積み重ねがない状態でコンクールに出場し、西部大会で銀賞。
昨年は1年間の取り組みはあったものの、やはり力不足で県大会銀賞。
今年は、昨年よりも充実した一年を過ごすことができました。
それをしっかり成果に結びつけられるように、
ここから1ヶ月、しっかりと取り組んでいきたいと思います。






naiyaseifu at 20:53コメント(0) | 日記  

2016年06月29日

自然な明るさが大切

今日湖南高校はお休みです。
自主練習をしていくと怒られる、と思ったのか(笑)
ほとんどの生徒が、放課後になるとさっと帰りました。
明日からテストです。
そのメリハリは大切です。

私も早く帰ろう、と思ったら
1年生2人と3年生2人が来て
「勉強していっていいですか?」と聞いてきました。
いつも部活で勉強時間をとれないので
いいよ、と言って、その分仕事をしました。
7時ごろにはその生徒たちも帰っていきました。

朝練・昼練にはたくさんの生徒が来ていました。
部活も、勉強も、積極的にできるようになってきています。

あと吹奏楽部の生徒が職員室に来ると
いろいろな先生から声をかけられるようになりました。
ニコニコして受け応えも明るいからだと思います。
びしっとはしていませんが(笑)
自然な笑顔が出ていて、私はいいのではないかと思います。

学校自体も、職員室に質問に来たり
教室で先生をつかまえて教えてもらったり
だいぶ先生方と生徒たちの距離が近くなってきたように思います。
私が来たときは、とにかく生徒たちは静かでした。
表情を浮かべず、言葉も少なく
先生とも距離を置き
なかなか感情を見せることがありませんでした。
今、湖南高校の生徒たちはとにかくニコニコしています。

テストをつくりながら、集中するためにウォークマンをかけていました。
なにげなく選んだ、サン=サーンスのオルガン交響曲。
たくさんのレコードやCDを手に入れて
数えきれないほど聞いた、私の大好きな曲です。

この曲をはじめ、たくさんの曲を繰り返し繰り返し聞くのが
私の若いころの日課でした。
テレビもなく、どこかに遊びに行くこともなく
ひたすら音楽を聞いていました。
それが、今となっては吹奏楽部の指導に
生きていると思います。
なによりもウォークマンひとつあれば
ずっと楽しく過ごせる大切な私のパートナーです。








naiyaseifu at 21:36コメント(0) | 日記  

2016年06月28日

3年生の落ち着きと責任感 今年の夏は違う

今日湖南高校は1時間練習。
昨日と同じく、野球応援の練習です。
来月10日に清水庵原球場で1回戦が行われます。
一年生は当然ながら野球応援は初めて。
きちんと演奏できるようにして、試合を迎えたいと思います。

3年生が今日ひとり復帰しました。
諸事情により、私のほうから依頼しました。
5月に引退するまで
演奏面でも、部活動の運営面でも
とても大切なメンバーでした。
再び、夏のコンクールの厳しい練習に向けて
とても心強く感じます。
大会まで、彼女の活躍が期待されます。

今年はこれで3年生が13人となりました。
これまでもお話ししているように
3年生は演奏技術が優れていることはもちろんのこと
3年生らしい落ち着きと
強い責任感で
練習に限りない好影響をもたらしています。
今年の夏は、違います。





naiyaseifu at 22:27コメント(0) | 日記  

2016年06月27日

全員で演奏する  応援にまつわる二つの思い出

今日湖南高校はテスト週間の1時間練習。
30分音出しのあと、30分野球応援の練習をしました。
理由は次の3つ。

1、土曜日に高校野球の組み合わせが決まり、
1回戦が7月10日と、日程的に余裕がないため。
2、教室を勉強をしている生徒がいて使えず
また、使わないように担任の先生からも依頼が来ているため。
3、このところ、コンクールに出ないメンバーは個人練習がほとんどで
曲の合奏に参加していないため。

ということでした。
一番の理由は3番です。
やはりバンドは曲をやってこそ、楽しさが味わえます。

で、担当の生徒が仕切る中、横で合奏をみていて
感じたことは
やはり、全員で演奏してこその、湖南高校吹奏楽部だということ。
それぞれいろいろな表情を浮かべながら
でも一つになって演奏している姿は、とても感動的です。
これがバンドの絆です。

次に、演奏の質です。
野球応援の曲は、1年に1回しかやりません。
すると、1年前との比較ができます。
昨年は、まだまだ対戦する他校の吹奏楽部と比べて
優位に立てるとは思いませんでしたが
今年は、人数もいて、かつサウンドが明らかに昨年よりも豊かになっています。
これならどこの吹奏楽部と比べてもひけをとりません。

応援にハンデがあるのは、野球部の生徒にとって気の毒だと思うことがあります。
片方は学校を挙げてスタンドに陣取り、大編成の吹奏楽部とともに大声援を送っていて
かたや、小規模の学校で吹奏楽部員も少ない。
高校生の大会と考えると、そう思います。

その応援ということに関して言うと、2つの思い出があります。
一つは川根高校時代。
初めて授業のある日に試合が組まれ
第3試合だったので、午前中授業をすませてから
応援団とともに焼津球場に行ってみると
いつもなら外で待たされるのですが
前の試合の途中でスタンドにすんなり入れてくれたのでびっくりしました。
入ってみて事情がわかりました。
対戦しているのは、東部の
反対側の高校は大応援団が吹奏楽部とともに熱い応援をしています。
ところが、川根高校と同じ側の高校は、野球部の補欠の生徒と、保護者が声をあげるのみ。
学校の判断で、応援にいかないことを決めたそうです。
試合も8回4-0で相手側の高校がリードしています。
そこで、川根高校の応援団にこっちのチームを応援してあげようよ、というと
応援委員の生徒たちも同じことを考えていたのか
そうしましょう、といって、9回最後の攻撃に
吹奏楽部も含めた全員で「コンバットマーチ」などを演奏して
「かっとばせー!」と
声援を送りました。
試合は残念ながら三者凡退でぞのまま終わってしまいましたが
こちら側の野球部の生徒たちが
私たちのいるスタンドに全速力で走ってきて
号泣しながら挨拶してくれました。
あとでマネージャーの生徒さんから、お礼の手紙をいただきました。
私たちも、感激したのですが、
やはり気の毒にも感じました。

もう一つは、同じく平日、授業のある日の試合です。
球場はあしたか球場でした。
三島高校との対戦で、
このときはお互いに応援委員と吹奏楽部だけの応援にしようと話しあって
参加しました。
その試合の前、第1試合が、到着したときに行われていました。
ところがいつものコンバットマーチやエールが聴こえません。
これも中に入ってわかったのですが
応援団なしで、ただ野球部の補欠の生徒と保護者だけが
双方のスタンドに陣取って応援を送ってていました。
その光景は、間違いなく高校生の部活動の試合そのものでした。
素朴でありながら温かい雰囲気が球場全体に漂っていました。

とはいえ、やはり吹奏楽部にとって
応援は楽しいものです。
自分の所属する高校の、普段教室でともに机を並べている男子生徒が
教室とは別の顔で、真剣にプレーしている。
また、応援合戦は、暑い中ではありますが
とてもテンションが上がります。
初心者で、野球の応援がしたいから、といって入ってくる生徒もいます。
(今の湖南高校にはいませんが)

大人のいろいろな思惑はさておいて
今年も精一杯がんばって、いい思い出をつくりたいと思います。
あとは、雨が降らないことを祈ります。


naiyaseifu at 21:26コメント(0) | 日記  

2016年06月26日

生方先生レッスン コンクールは自分たちで

今日湖南高校はテスト週間ながら、
生方先生のレッスンで一日練習をしました。

少しでも、と思って
午前中は勉強会にしました。
学年に分かれてそれぞれの教室で
思い思いの勉強をしました。
1年生と3年生は静かに取り組んでいましたが
2年生は、おしゃべりが少し多かったように思います。
1年生は初めての期末テスト
3年生は進路のかかった大事なテスト
それぞれ緊張感がありますが
2年生は中だるみでしょうか(笑)
集中してほしいですね。

さて、午後1時からは生方先生のレッスンでした。
いつもならば、基礎合奏から始めるところですが
今回は、一か月後にコンクールを控えていることもあり
最初から自由曲と課題曲の合奏を行いました。
生方先生自身も、福島のバンドで
同じ「スペインの市場で」と「トスカ」の組み合わせに取り組んでおられるということで
さすが一流のトレーナーという
的確なレッスンをしていただきました。

いつもはコンクールの直前にレッスンをしていただくのですが
今年はあと7月20日のアクトシティでのリハーサルの2時間半のみ。
それまでに、今日指摘していただいた課題を
しっかりと解決していきたいと思います。

いつもコンクールは生方先生任せになってしまうのですが
今年はそういうわけにはいきません。
私自身のスキルアップも含めて
生徒たちと真剣に曲に向かい合っていきたいと思います。






naiyaseifu at 21:37コメント(0) | 日記  
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