2015年05月

2015年05月31日

中日コンクール終了

今日は中日コンクール静岡県大会。
私は朝役員で磐田市民文化会館に行き
途中抜けて湖南高校で2時間ほど合奏をして
また会場に戻って小編成の集計と表彰を行い
湖南の生徒と会場で合流してリハーサルをし
本番を迎えました。
終了後は閉会式へ。
最後会場の片づけをして学校へ戻り
反省会に参加して
すべてがおわったのが20:50
帰宅したら22:00でした。
疲れました。

湖南高校は大編成7団体中5位。
銅賞の一番上でした。
最下位ではありませんでしたが
下の2団体はいずれも30人ほどのバンド。
50人で出たバンドでは、最下位でした。

審査講評を読むと、とにかく基礎力がない、というコメントが多かったです。
一昨日・昨日を私がここにコメントしたところを指摘していただきました。
やはり、審査員をされている方からすれば、明らかです。
痛いところをつかれた印象ですね。

前回も申し上げましたが
基礎はだいたい3月までが勝負です。
それ以降はもう新入生の勧誘や指導
さまざまな本番やコンクールの練習が入ってきて
その基礎を生かしていく時期にあたります。
しかし、湖南高校は5月で3年生が引退してしまい
それまでの積み重ねが生きません。
定期演奏会は楽しいですが、本当に力を試す機会ではありません。
どうしても、お客様に甘えた演奏・演出になってしまいます。
そこで終わってしまって
本当に音楽を追究するせっかくの機会を逃してしまっています。
今しか学べないことはあるのですが…

引退してしまった生徒を嘆いてもしかたありません。
夏のコンクールまであと2ヶ月。
現メンバーの基礎をしっかり身につけながら、コンクールに臨まなければなりません。
ただ曲の練習をするだけではなく
本来なら3月までに済ませなければならない基礎練習を積み重ねていくことで
先が見えてきます。

私も校務多忙で、ついきめ細やかな指導を怠ってきたところがあります。
これからは校務をしっかりこなしつつ 
生徒とともに過ごす時間を増やしていきたいと思います。

浜北西高校は3位。今年は7団体しか出ていませんので
惜しくも銀賞の一番上、ということになりましたが
実力的には、一位の浜名・2位の浜商と比べてそん色ないと思いました。
ただ、バランスが悪く、また細部の表現がまだ磨かれていません。
3位は残念ながら妥当な結果だったとも思います。
あの難曲を、よくあそこまで、と思いましたが
まだまだこれからが勝負です。


浜北西高校の生徒と会ったら
「マノン=レスコーで泣きました。」と言っていました。
浜北西高校も、湖南高校も、とにかく苦労をしています。
夏は4日間一緒に練習します。
そこで、お互いにいいものを吸収し、厳しく切磋琢磨して
夏のコンクールでは皆をあっと言わせる演奏をしたいと思います。

1位は浜名高校。
2位は浜松商業高校。
どちらも、顧問が長く在籍し、年々積み重なっていくものが感じられます。
方向は変わっていないのですが
確実にバンドのレベルは進歩しています。

浜北西高校も、浜松湖南高校も、顧問が替わり
その積み重ねが難しくなっています。
浜北西高校は、私の作ったシステムを今も維持してくれていて
とてもうれしいのですが、
半面、メンテナンスしないと、精度が上がりません。
浜松湖南高校は、演奏力向上のシステムが存在しなかったところに
今、作り上げようとしています。
どちらにとっても、幸せな状態とは言えません。


naiyaseifu at 22:47コメント(0) | 日記  

2015年05月30日

中日吹前日・やりきれない理由

今日湖南高校は、明日の中日吹奏楽コンクールの練習を行いました。
もう前日ということもあり、
予定では午前中に基礎合奏・合奏
午後も合奏と、合奏三昧でしたが
昨日の生徒の反省の中に、もう合奏だけだから
時間を見つけて練習するしかない、というコメントがありました。
合奏で詰めたほうが、早く曲が仕上がりますが
あえて、自分たちで自分たちの問題点をしっかり解決するために
午前中2時間ほど、個人・パート練習の時間をつくりました。
何度か見て回りましたが
高い集中力でしっかりと基礎から曲まで取り組んでいるパートと
緊張感がなく、のんびりと過ごしてしまっているパートがありました。
なかなか自らに厳しく、というところが苦手なようです。
どうしても、ゆるんでしまいます。
ここがよくならないと、バンドとして大きな伸びは期待できないと思います。

午後はラデツキー行進曲とマノン=レスコーを細かくさらい
最後にランスルーを行いました。

演奏は…そうですね。
一年前の中日コンクールの演奏のことを考えれば
かなり上達していますが
まだまだやりきれないところがありました。
大編成では、やはり今のところ最下位候補です。
今年は、激戦なので…

やりきれない理由は3つあります。

ひとつは、さらいきれなかった、ということです。
今日の合奏でも、ひとりひとり吹かせてみると、まったく吹けない生徒が
たくさんいました。
1年生ならまだ入部して1ヶ月ですからしかたがないと思いますが
2・3年生にたくさんいるのです。
少し反復練習をしたら、吹けるようになりました。
できないことはありません。

ふたつ目は、基礎力の不足です。
息が足りなかったり、発音が汚かったり
音がまっすぐ伸びなかったり、
ブレスで音が切れてしまったり…
きちんと表現するために必要な技術が足りません。
これも、基礎合奏や日々の個人練習の意識のレベルを上げなければなりません。

3つ目は、音楽性の不足です。
与えられた音楽・音符をどのように表現すればいいのか、ということに対する
意識・意欲が足りません。
その結果、出てくる音はまったくコントロールの効いていない
ゆるい音です。
もっと、音楽番組をみるとか、CDを聴くとか
積極的に求めていかなければなりません。

厳しいことを言っていますが
いい音楽を演奏して、人の心を打ち、コンクールで勝ち切るためには
どうしても必要です。
自分の心の殻を破り、限界の壁を突き崩し
広く大きな音楽表現を身につける。
そのために、厳しさが欠かせません。

明日、役員の仕事を抜けて、1時間半ほど合奏をする時間があります。
どんな準備を生徒がしてくるか、楽しみでもあります。
私も今日の録音を聴き、スコアを読み直して
最後の合奏に臨みます。




naiyaseifu at 21:17コメント(0) | 日記  

2015年05月29日

一音入魂、反省会が全体会に

今日も湖南高校は、中日コンクールの練習。
昨日注意したので、基礎合奏はだいぶよくなっていました。
しかし、まだまだ手を抜いているところがあります。
きちんとするまで、時間がかかりそうです。

合奏はラデツキー行進曲のトリオの部分を練習しました。
まずは伴奏がでたらめを演奏しています。
メロディも、表現しきれていません。
しかたがないので
一音一音ゆっくり確認していきました。
二日前の練習ではありませんね。
しかし、少しずつ前に進んでいます。
普通に演奏したのでは、最下位です。
少しでも順位を上げていきたいと思います。

合奏の途中で、「一音入魂」の話をしました。
これは根性論ではなく、
音楽の本質です。
すべての音の表情を考え抜いて、演奏する、ということです。
生徒たちは、言葉は知っていたようですが
本当の意味を知らないのです。
今まさに「一音入魂」の練習をしています。

反省会の話もしました。
反省ではなく、言い訳をすることが多い、と。
反省は反省でいいから、きちんと自分を受け止めようと。
また、自分のことだけではなく
みんなに注意をしたり、いいことは提案したりしてほしいといいました。
そうすると、反省会では、演奏をもっとこうしたほうがいい、とか
こういう練習方法があるかやってみよう、とか
掃除をしっかりやったほうがいい、とか、
いろいろ全体へ向けての意見が出てきました。
表現がまだ、少しとげとげしていますが
ともかくも、全体への意識が高まって
終わったあと、生徒たちのテンションがかなり上がっていました。

全体が終わった後、合奏で注意された生徒たちが
残ってしっかりさらっていました。
中日の直前とはいえ、残っている雰囲気がとてもいいです。
2月ごろ訪れた浜北西高校の雰囲気を感じました。

演奏はなかなかよくなりませんが
バンドは確実に成長しています。
あと二日、本番が終わるまで、努力を続けたいと思います。



naiyaseifu at 21:43コメント(0) | 日記  

2015年05月28日

基礎合奏の大切さを再確認する

今日も湖南高校は中日吹奏楽コンクールの練習。
基礎合奏のあと、「マノン・レスコー」の一部を練習しました。

基礎合奏は、校務が忙しく、今日久々に聴くことができました。
コンクールメンバー以外の生徒も入っていましたが
発音が汚い、音がまっすぐ伸びない・すぐに休むなどなど
簡単に言えば、手を抜いています。
その点は厳しく指摘をしました。

コンクールの成績は
曲をいかにうまく仕上げるか、という点にあるのではありません。
どれだけ1年間かけてきちんと基礎練習をしてきたか、というところにかかっています。
勝負は実は3月までにほぼ決まっています。

ところが、湖南高校は今年は5月で3/4の3年生が引退しました。
昨年までは基礎練習をあまりやっていなかったので
3年生が抜けるのはそれほど痛手ではなかったのですが
今年は1年間かけて基礎練習を積み重ねたメンバーが
ごっそりいなくなりました。
経験者の1年生を入れているのですが
基礎の積み重ね、という意味では、まだまだです。

だから、大会の直前であっても、基礎合奏を毎日やっているのです。
早く1年生に基礎力をつけてもらいたいと同時に
2・3年生の力をさらに伸ばすためです。
そうでなければ、名手のいない本校は、コンクールではお手上げです。
本来なら3月までに済ませていることを
今、やっているのです。

基礎合奏がしっかりできていない、ということは
コンクールに出ても、とても太刀打ちできないことを意味しています。
その自覚が、生徒たちに薄いのです。

という話を今日は生徒たちにしました。
ただでさえ、貴重な練習時間ですが、
そういうことをわからずに曲をやってもしかたがありません。

実際曲の練習の中でも、基礎合奏で手を抜いていることが
演奏に出てしまっています。
直しても、なかなか定着しません。
砂の城を築いているような感覚です。

しっかり、土台をつくり、柱を太くし、
壁を厚くして、家を建てるということを、生徒に理解させながら
それでも、少しでもよい演奏をしなければなりません。
あきらめずに努力していきたいと思います。

昨日も触れましたが
大きな音で朝も昼もロングトーンをしているクラリネットの2年生。
今日はびっくりするほどいい音になっていました。
あきらめずに残された時間、精一杯取り組みたいと思います。

浜北西高校の3年生から近況報告がきました。
おとなしい生徒で、
1年のときはあまり上手ではありませんでしたが
朝練習に毎日熱心に取り組んで、みちがえるようにうまくなり
今度の中日コンクールでは激戦の中レギュラーを獲得しました。
そんな姿をみて、他の3年生の生徒が
私もがんばる、といってくれた、という報告でした。
浜北西の強さはそこにあります。
名手はたくさんいますが、それと同じぐらい
非常な努力をする生徒がいます。
みんなが一体となって、あの力強い演奏を作り上げるのです。
湖南高校も、はやくそんな雰囲気になってほしいと思います。
演奏ももちろんですが
毎日生徒たちの成長していく姿が見られるはずです。




naiyaseifu at 22:07コメント(0) | 日記  

2015年05月27日

中日吹まであと4日

今日湖南高校は中日吹奏楽コンクールの練習です。
私は合奏にぎりぎり間に合うぐらいで参加しましたが
基礎合奏では返事などをみんなで注意しあっていたようです。
また、反省会では部長がやはり音出しの移動が遅いという注意がありました。
時間を計って、それを伝えていました。
自分たちできちんとしよう、という姿勢が見られてとてもいいと思います。

さて演奏ですが、はっきりいって間に合っていません。
今日自由曲の一部を練習しましたが
以前注意したことが、まだこの期におよんでできていません。
反省会でも、生徒からそのことが出ていました。

合奏は1時間15分だけ。1時間も2時間も延長はしません。
なので、突貫工事のように、あるいはマシンガンのように
レッスンを進めていきます。
さあ、生徒は、と思ったところ、
少し戸惑ってはいましたが、いい集中力を保っていました。
生徒たちでしっかりしよう、という気持ちが練習態度に表れているように思います。
技術的にはまだまだですが、徐々に精神面では整ってきています。
あと3日、この生徒の努力に報いられるよう
がんばっていきたいと思います。

自由曲が、ホルンの大活躍する、でも難しい曲で
今日はホルンについてたくさんの注意をしました。
すると、合奏が終わった後残って、さらに私に指導を頼んできました。
こういう積極性がいいですね。
少しでもいい結果につながるように、私もがんばりたいと思います。


naiyaseifu at 21:45コメント(0) | 日記  
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