2021年07月30日

中学生一日体験入学

今日湖南高校は、中学生一日体験入学でした。
全部で900人以上の中学生が来てくれました。

午前の部と午後の部の間のフリータイム。
主に部活動見学が予定されていました。
吹奏楽部は4階のはずれにある視聴覚室で
感染対策をしたうえで、
人数を1/3に絞って演奏を行いました。
まずは2曲演奏。
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「Make You Happy」をダンスつきで。

MCは1年生の男子2人が務めました。
そのあと、「風になりたい」で演奏は終わり。
そしてコナンバンド恒例の、お話タイム。

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せっかく体験入学に来たのですから、先生の話だけではなく、
実際に高校生と話をする機会をつくろうと思っておこなっています。
中学生の生徒たちがとても楽しそうにしていました。
企画してよかったです。
バンドのメンバーもとてもよく声をかけていました。
こうしたおもてなしが、本当に上手になりました。
コンサートでも、イベントでも、これからまたそのよさが光ると思います。

午後は雄踏文化センターに移動して、コンクールのリハーサルでした。
午後3時から基礎合奏。
そのあと、合奏。
昨日の続きで、課題曲を練習しました。

予想されたことではありますが、やはり一日体験入学で気持ちを使い、
集中力が切れて、精度が上がりませんでした。
通し練習をせず、録音もできずに終わりました。
コンクール二日前に体験入学が入ったことがなかったので、日程的には厳しかったと思います。
体験入学を手加減せずにめいっぱいがんばったのはよかったのですが、
きつい状況でも、気持ちをしっかり奮い起こしてやりきるメンタルがほしいです。
ここで、成長します。

クラリネットのトレーナーの仁科先生がホール練習に顔を出してくれました。
私の浜北西高校時代の教え子で、浜北西高校はもちろん、湖南高校でも私がまだ赴任する前からトレーナーを務めています。
もう20年以上のつきあいです。
私の指揮する「トスカ」を聴くのも3回目。2013年の浜北西、2016年の湖南高校、そして今年。
どうしても過去の演奏の話になります。
やはり東海大会3年連続出場を決めた2013年の浜北西高校の演奏の話題になりました。
とにかく、気持ちが強く、また気持ちを出せるメンバー。
普段は屈託がなく明るいのですが、合奏場に入ると雰囲気が一変。
とにかく、アグレッシブでした。
長野で演奏した「トスカ」は、銀賞に終わったものの、すさまじい情念が音符一つ一つに込められ、うねりにうねる熱い演奏になりました。
審査員だった、NHK交響楽団の首席トロンボーン奏者、新田幹男先生が、課題曲自由曲ともにAをくださいました。
あとで、浜松のバンドに客演されたときに、「浜北西高校ですね。トスカですよね。覚えていますよ。
とても熱い、いい演奏でした。」とおっしゃっていただきました。

今日仁科先生が生徒たちにお話しなさっていたのもそういうこと。
「トスカ」の持つ怨念ともいうべき登場人物の思いが、今のコナンバンドでは表現されていません。
もっと、音楽にのめり込み、音符一つ一つにその思いを込めて、歌い上げる。
西部大会で勝ち抜くには、この情念が大切です。

穏やかではありますがおとなしい湖南の生徒たちにこのコンクールを通じてぜひとも身につけてほしい力です。

でも、コナンバンドには、当時の浜北西高生にはない、確実に前へ進んでいく力があります。
確かに身についたものは手放しません。
明日まだ練習する時間があります。
ここでしっかり積み上げて、県大会出場をものにしたいと思います。




naiyaseifu at 20:45コメント(0) |  

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